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2005.08.23

どうして色は見えるのか

池田光男、芦澤昌子著、『どうして色は見えるのか -- 色彩の科学と色覚』、平凡社ライブラリー、2005年を読む。

本書は、色という現象に関する解説書で、1992年に平凡社から出た同じタイトルの本の文庫版。 取り上げられているのは、色がどんなところで活用されているのか、色の性質、色が知覚される機構など。

色というのは、光源から出たあるスペクトルを持った光が、物体表面で各スペクトルごとに異なった反射率で反射され、目に入り、暗いところでの明るさを感知する桿体と明るいところでの色を感知する3種類の錐体を刺激し、それが変換されて神経を伝わり、脳で処理されて知覚される。 これは、非常に複雑な機構で、物体表面で光がどう反射したかという物理的な側面、光が視神経をどう刺激して変換して伝達されるかという生理的な側面、脳でどのように情報処理されるかという心理・認知的な側面がからんでいる。

たとえば、同じスペクトルの光を見ても、周囲の状況に応じて異なった色に見えたりする。 そうかと思えば、スペクトルが全然異なっていても、同じ刺激を視神経に与える光を作ることができて、実は印刷もディスプレイも、この特性を利用している。

そんな不思議な色の世界を、本書では、幅広く紹介している。 孔を通して見たと認識する色(開口色)と物体の表面として認識する色(物体色)は、実際には同じ光を見ていても、異なって見えるという話とかも紹介されていて、おもしろかった。

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コメント

こんばんわわわわわ〜。

わざわざ、メール&リンク本当に有り難うございます。
早速、僕のブログにもリンク貼らせて頂きました。

色か〜。
僕は目が悪いですけど(8/24ブログ参照)、
色にはそこそこ敏感な方です。
物を見る時に形より先に色を見ます。
あとは、色で記憶する。
でも、確か鳥とかは人間より色感じるところがひとつ多いんですよね?
鳥らには世界がどんな風に見えるんやろ?

投稿: ごん | 2005.08.24 00:11

ごんさん、こんにちは。

人間でも4種類の錐体がある人が少しだけいるみたいです。それと逆に、普通の人でも、色が見えなくなる状況というのがあります。とても暗いところだと、色を見るセンサが働きにくくなり、ほとんど明るさだけを感じるようです。

それで、暗いところと、明るいところの色の感じ方を元に、4種類の色がどう見えるのかと、想像してみようと・・・

・・・としたけど、想像できない。とは言え、たぶん、わたしたちが同じ色に見える色でも、4種類の色覚で見ると、異なった色に見えるものが出てくることでしょう。それはそれで、日常生活を送る上で大変かもしれない。

投稿: ちはや | 2005.08.24 17:30

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