「ほっとけない 世界のまずしさ」にデジャブ
ホワイトバンドを身につけよう、9.10のホワイトバンド・デーに参加してねという、「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンに既視感を覚える。
このキャンペーンのうたい文句はこうなっている。
3秒に1人、子どもが貧困から死んでいます。 食べ物がない、水が汚い、そんなことで。 この状況を変えるには、お金ではなく、あなたの声が必要です。 貧困をなくそう、という声を表すホワイトバンドを身につけてください。
あれ、この話、どっかで聞いたことがある。
18人の子供が1分ごとに死んでゆく。
毎日、毎時、毎分、24人が飢えで死んでゆきます。 そのうちの18人は5才以下の子供です。
というか、この話ってそっくりだ。 「18人が1分」ということは、およそ「3秒に1人」だよね。
えーと、この話をはじめて聞いたのは、たしか1990年頃。 ・・・っていうか、15年たっても何にも変わってないんですか、そうですか・・・。
それでね、この話を、聞いたところは、日本ハンガー・プロジェクトというNGO。 当時は、「2000年までに飢餓を根絶する」と言っていたんだけど・・・。
いや、そもそもハンガー・プロジェクトは、ワーナー・エアハードっていう、自己啓発セミナーな人が、創立者の一人。 「飢餓を根絶する方法はある。 できないのは、みんなにその意志がないから」って、自己啓発セミナーっぽいことを言っていたんだ。 それで、「飢餓を根絶する」という意志を持ってもらうイベントを実施して、そういう意志を持ったという署名、それから募金とかを集めるという活動をしていたんだ。
でも、15年たって「18人が1分」が「3秒に1人」。
わたしたちが過去から学べることって、何なんだろう。
うーん、中にはこんなページも。 大佐blog in ニュー速 「ホワイトバンドの黒い影」
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