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2005.09.26

一休伝 中・下巻

水上勉原案、佐々木守脚色、小島剛夕画、『一休伝 中・下巻』、ホーム社漫画文庫、2005年を読む。

本書は、以前取り上げた『一休伝 上巻』の続編。 上巻の終わりでは師の謙翁が亡くなってしまう。 中巻では、華叟のところにつとめ、世間と交わりながら修行につとめ、「洞山三頓」の公案を解くまでを。 下巻では、印可状を渡されるところから、子をなしたもよ、宗沅との出会い、母と華叟の死を経て、遍歴をかさね、老年にいたり、森女との生活、そして死を描く。

全部読んでみて、個人的には、坂口尚の『あっかんべェ一休』の方が好みだと思った。 これは、本書の場合、特に後半になると、『カムイ伝』をどことなく思いださせる描写が多いこととも関係する。 とは言うものの、この2つは基本的に非常に似ている作品で、甲乙つけがたい。

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コメント

初めまして

印可状でTBさせていただきました。

投稿: 湖南 | 2005.11.08 05:51

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» 一休が印可を焼く [アヴァンギャルド精神世界]
現代に生きるということは、功利的な世界観を強いられて、誰もが自分の利益を優先するのを原則として、他人の権利を法律上犯さない程度の抑制をすることである。そんな社会では、他人より、金を持っていたり、社会的地位が高かったりすることが良しとされ、誰もが認める権利・権威としては『資格』というものが珍重されることにある。 室町時代の昔から、宗教界においては、権威ある人の『お墨付き』という『資格』が、本来精神的な価値が優先... [続きを読む]

受信: 2005.11.08 05:53

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