クルクルくりん 2
ハード・スケジュールの後の虚脱状態。 何かをするには体力と気力が足りなすぎて、何をしていいのか茫然。
ふと、目にとまった、とり・みき著、『クルクルくりん (2)』、ハヤカワコミック文庫、2005年を読む。
お話は、事故でいろいろな人格がインプットされてしまったくりんは、ショックを受けると別な人格になってしまい、それを元に戻せるのは同級生のイオくんのキスだけという、ギャグマンガ。
たぶん、この作品、ギャグとしては、微妙なところがあると思う。 毎週連載で読んでいれば、そこそこおもしろいのだろうけれど、1冊になってしまうと、単調に見えてしまう。 あえてやっているのかもしれないけれど、くりんの内面もいまいち理解しにくいところがある。
どちらかというと、今回読んで感じたのは、絵のポップさ、スタイルとセンス、それからあとがきでふれられているが、立体的な動きのある絵の魅力だった。 読んでいると、あの1980年代が甦ってくるような気がする。
なお、『クルクルくりん』は全3巻で、あと1巻の予定。 その後、『るんるんカンパニー』の刊行も予定されている。
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