不思議通販 けろりん堂
水上航著、『不思議通販 けろりん堂』、講談社コミックスなかよし、2005年を読む。
本書は、相手と入れ替われるアイテム「入れカエル」を媒介にした、少女の自信回復と恋愛成就の物語。 お話は、春名倭子のところに、ある日、ピンクのカエルのパペットが届く。 実は、このパペットでキスをすると、キスした相手と入れ替わる「入れカエル」というアイテムだった。 家族全員が芸能人だけで、かつて舞台の上で恥をかいたために芸能界アレルギーな倭子。 しかし、あこがれの人は、そのときに助けてくれた秋良くん。 秋良くんに近づくために、「入れカエル」が大活躍するというもの。
この漫画に出てくる、憧れの相手である秋良くんは、才能はあるけれど、気分屋で、ちょっと何を考えているのかわからないタイプ。 でも、親しくなると、その人間味とかやさしさとか魅力がわかったり、実は情熱的な恋をする人だったりする…。 というわけで、そういう意味では、これって女性にとってのツンデレ(普段はツンツンしているけれど、二人っきりになるなどすると急にやさしく甘い展開が…)系のキャラなのでは。 考えてみると、このタイプの憧れの彼というのは、少女マンガではよく見かけるような。 女性向けツンデレって、伝統的なパターンかも。
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