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2005.10.27

CHERRY

筒井旭著、『CHERRY』、マーガレット・コミックス、2005年を読む。

『電車男』の認知とともに、ある意味、「オタク」という存在が受け入れられる素地が作り出された。 これは、キモくて、ダメで、これまで理解できない、したくないという対象から、キモくて、ダメだけど、それはそれで一つの世界があって、理解できないものでもないという対象へ、オタクが転換した瞬間だった。 かくして、「オタク」というシンボルが民間人からも消費されうる時代が到来した。

本書は、そのような時代背景のもと、「オタクの自信」を描いた作品。 題材は、オタクと女装と入れ替わりと恋愛。 お話は、オタクの少年が、意識不明で入院した双子の妹に化けて、代わりに恋愛をするというもの。 オタクであることが、世間一般では蔑んで見られるが、そこからのブレを積極的に描いている。 漫画としては、普通におもしろかった。

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» 筒井旭『CHERRY』を読んで [森下勉の日記帳]
■「純情ラブコメ」の仮面の裏にミステリー 筒井旭『CHERRY』(集英社マーガレットコミックス)の裏表紙には、 次のような紹介文が載っている。 主人公・詩(♂)はオタク。 意識不明の重態になった双子の妹の代わりに 告白することに!? しかも、 女に間違われ男とつきあうハメに! 純情なオタクが繰り広げるラブコメディ。 しかし、この紹介文が曲者なのだ。 だまされてはいけない。 この作品は「純情ラブコメ」の仮面をかぶった ミステリー作品である。 僕はすっかりだまされてしま... [続きを読む]

受信: 2005.11.21 14:10

» 筒井旭『汝なやむことなかれ』を読んで [森下勉の日記帳]
――同性愛者への視線 揶揄から理解・共感へ―― ■作者自身の成長が見える作品  先日、 筒井旭さんの『CHERRY』を読んで非常に面白かったので、 同じ作者の別の作品に手を広げてみることにした。 そこで今日読んだのが、 筒井旭『汝なやむことなかれ』全5巻(集英社マーガレットコミックス)である。 舞台はカトリック系のミッションスクール〔注1〕。 ところどころに配される聖書からの引用〔注2〕が なかなかうまく効いている。 5巻巻末に収録されている中篇・「たまたまってやつ?」も含め... [続きを読む]

受信: 2005.11.28 18:18

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