コミックマスターJ 13
余湖裕輝作画、田畑由秋脚本、『コミックマスターJ (13)』、YKコミックス、2005年を読む。 昨日紹介した『リヴァイアサン』もそうだけど、でかい風呂敷を広げてしまい、終わらない、終われないかもしれないという不安を抱かせつつも、完結した『コミックマスターJ』。
本書は、すさまじい実力を持ちながらも、自分のマンガを描かずに、伝説の助っ人アシスタントとして生きるコミックマスターJという、マンガ界のブラックジャックを描いた作品。 何故、コミックマスターJが、自分の作品を世に問わないのかということと、助っ人アシスタントをしていることは、作品の謎だった。 最近の巻では、これらの謎が明らかになっていたが、この最終巻では、とうとう究極のマンガが公開され、世界の崩壊がやってくる。 この危機に、マンガに携わってきたものたちは一体どう立ち向かうのか…。
こんな荒唐無稽な無茶な展開もおもしろかった本作だが、マンガに関する旬な話題もよく取り上げられ、いろいろな意味で興味深い作品だった。
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