学校にオープンソースコンピュータを導入しよう!
情報処理推進機構編著、『学校にオープンソースコンピュータを導入しよう! -- オープンソースソフトウェア導入の意義と方法』、アスキー、2005年を読む。
本書は、小中高専門学校、大学で行われた、オープンソースの導入の実証実験の成果を紹介したもの。 見て見ると、要はKNOPPIXやLinuxのデスクトップ環境を使ったというものだった。 Linuxに関しては、つくば市立並木小学校で導入されたPCの自動レストアソフトというのが興味深かった。 …のだが、残念ながらおそらくLinux専用らしい。
読んでみると、現実的にLinuxでコンピュータリテラシーの授業を行うことはそこそこ可能。 ただし、Windowsでしか利用できないコンテンツがあることは、相変わらず問題ではあり続けている。 また、導入の人的コストもなかなか微妙なところだ。 単に今までいじったことがない教員が多いだけでなく、いろいろなソフトが誕生し、廃れ、置き換わっていたりしているので、その辺の学習コストも個人的にはけっこう無視できなかったりすると思う。
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