まさか自分が…そんな人ほど騙される
西田公昭著、『まさか自分が…そんな人ほど騙される -- 詐欺、悪徳商法、マインド・コントロールの心理学』、日本文芸社 パンドラ新書、2005年を読む。
本書は、社会心理学的な視点から、詐欺などを分析した本。 著者は、これまで、カルト的な団体などで濫用されている説得の技法を研究してきた人。 今回は、振り込め詐欺など、より新しくより広く用いられている詐欺の手法も分析している。 振り込め詐欺の手法などは、本当に高度になっており、ふいを突かれると騙されてしまいそうだ。
本書では、振り込まれるまで騙せればOKの振り込め詐欺、契約して1、2週間くらいだまして逃げ切ればOKの悪徳商法、長期間奉仕させたいカルト的な団体の場合と、タイム・スパン的に短・中・長期の3種類の欺瞞が紹介されており、それぞれ参考になる。 自分の弱点をよく認識して、対応できるようになりたいもの。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント