黒祠の島 1、2
小野不由美原作、山本小鉄子作画、『黒祠の島 (1)、(2)』、バーズコミックス スペシャル、2005年を読む。
本書は、小野不由美の同名の小説をマンガ化した作品。 お話は、知人のノンフィクション女性作家・葛木志保が消息を絶ち、取材協力をしていた調査事務所の式部剛が調査に乗り出す。 辿り着いたのは、九州の西北にある夜叉島。 その島には、古い民俗信仰が残っており、島民は非常に閉鎖的だった。 そこで起こったらしい女性の惨殺事件と失踪した葛木志保の謎を追うというストーリー。
マンガは、どちらかというとボーイズ系の絵だが、ていねいに描かれており、読みやすい。 しかし、それでも、2巻になってから噴出する民俗信仰話と、過去に起こった殺人事件らしき話と、因縁話と、島民の閉鎖性から、話がややこしくなって、どうにも見通しがつかなくなってくる。 このややこしさを増している民俗信仰話が、事件と関係なかったりすると、けっこう、つらいものがあるかも。
どのくらい続くのかと思っていたら、「ダ・ヴィンチ」の2月号によると、1月24日に3巻が出て完結らしい。 ということは、この後、話が急展開するということか。
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