わたし、だまされました。
坂口優美著、『わたし、だまされました。 -- 告発! ネットワーク・ビジネス』、ランダムハウス講談社、2005年を読む。
本書は、とある化粧品関係のネットワーク・ビジネスに誘われて参加し、はまって、やめた著者が、その経験をマンガにしたもの。 射幸心を煽り、簡単に誰にでもできると参加させ、参加した後でどんどん要求を上げていき、参加した人が他人に迷惑をかけて人脈もお金も使い果たしていく様子が、非常にわかりやすく描かれている。
(マンガはほのぼの系の絵なのだが)このすさまじいえぐさを、自己責任とか、合法とか、製品自体はすばらしいとか言う人は、何かを捨てちゃったあっち側の世界の存在だと思う。 どこかにネットワーク・ビジネスの地域みたいなのを作って、そこから出てこないで、その中でだけ閉じて循環して、経済活動をして欲しいものだ。
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