機動戦士ガンダム クライマックスU.C.
PlayStation2用のソフト「機動戦士ガンダム クライマックスU.C.」、バンダイ、2006年をプレイする。
これは、ファースト・ガンダムから、F91までの8作品の名場面をプレイできるアクション・ゲーム。 モードは、歴史順に代表的なパイロットになって戦えるクロニクル・モード、オリジナル・キャラクターを2世代に渡って育成するプログレス・モード、特殊なシチュエーションでプレイできるエクストラ・モード、対戦できるモードがある。 敵をうまく倒したりすると、カードが出現し、このカードによって、機体やパイロットなどが増えて行く。
いいところは、アニメ・パートとモビルスーツのアクションを3D CGで描いたパートのムービーが非常によくできているところ。 特に、モビルスーツのアクションを描いた3D CGは、これまでのゲームなどの中で、最高峰の出来かもしれない。 ただし、モビルスーツの表面がテカテカな質感でこれは好き嫌いがわかれそう。 また、一部に、いかにも単純な立体にテクスチャーをはっているだけなのが、明確に見えてしまう場面もないわけではない。 人物を描いたアニメ・パートも、かなりかっこよくなっているが、そのテイストには好き嫌いがわかれそうだ。 また、多作品にわたって機体が遊べるところもよい。
よくないところは、「ためて打つ」という攻撃が強力で、戦闘がこればかりの作業になりがちというところ。 ゲーム性は、たとえば「連邦VS.ジオン」などの方が、高いような気がする。 また、非常にたくさんの機体が出てくるが、それでも到底すべてではなく、期待していたものが出てこないこともあるだろう。 ストーリーやステージのバリエーションに関しても、あまりにもダイジェストになってしまっている。
トータルとしてみると、ライトなゲーマー向けのバラエティ・ゲームだと思う。 取り上げられている作品が一通りふつうに(ディープではなく)好きならおすすめだと思う。
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