萌えろ営業マン
萌えろ営業マン制作委員会著、野口明美、津川幸三監修、『萌えろ営業マン 〜悩める営業マンへの営業指南書』、晋遊舎、2006年を読む。
本書は、リクルート出身の2名が監修する、営業の入門書。
営業は基本的にコミュニケーションなわけだが、うまくいくかどうかは、相性や時期の問題などもあり、それでいて実績がものを言うので、いろいろと悩みを抱えることが多い職種だろう。 そんな営業の基本から、トラブルシューティングまでを紹介したのが本書だ。
まずはできる範囲で最大限の効果を上げるための基本的な事柄、コミュニケーションの取り方、うまくいかないときの気の持ち方などが解説されている。 ある種、リクルートっぽさを感じるところもあったが、本質的に精神的に負荷のかかる仕事での気の持ち方という部分では、参考になるところもあった。 前から個人的には疑問に思っていた、営業において、職業倫理的な葛藤が発生した場合の対応については、悩ましさが解消されなかった。
萌え入門書としての形式は、オレンジと紫の髪の少女の2人組に、いじられながら成長し、最終的には仕事のできる人になるというもの。 オタクの社会人的な更正物語っぽく感じられるところが、微妙に自分のコンプレックスかなんかにひっかかるところも。
それにしても2月発売だったのに、奥付の日付が2006年4月1日というのは、何か意味でもあるんでしょうか。 日付が日付だけに。
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