エンプティ・チェアの心理臨床
倉戸ヨシヤ編集、現代のエスプリ467「エンプティ・チェアの心理臨床」、至文堂、2006年を買う。
ずいぶん、久しぶりの更新になった今回。 この1ヶ月なんだったのというくらいの無茶なスケジュールだった。 こわれたPowerBookの代わりに購入したIntel入りのMacBook Proも、微妙に安定性に問題が(使いはじめにチリチリ音。フォントがおかしくなる。長時間使うと、アプリケーションがたまに落ちる、サスペンドからの復帰があやしい、ことえりが異常に重くなるなど)。 ココログもバージョンアップしてから、いろいろあるようだし。
それはともかく、ゲシュタルト療法の非常に代表的な手法の一つであるエンプティ・チェアを特集した雑誌が出た。 これは、ゲシュタルト療法の創始者フリッツ・パールズから教えを受けた倉戸ヨシヤ氏が編集したものだ。 セラピー以外にも教育などの分野での活用事例も載っていて、興味深い。
あと、本書を読んでいて、びっくりする話が一つ。
パールズのセラピーの様子を逐語記録した"Gestalt Therapy Verbatim"(1969)の翻訳が、ナカニシヤ出版から『ゲシュタルト療法逐語録』(仮)として、今年出る予定だという。 この本、原書を持っているけれど、なかなか読みでがあって、読み進めなかったので、うれしい話だ。 そもそも、ゲシュタルト療法の本は、ちゃんとした日本語の本がほとんどないので、一つでも増えるとありがたい。 あと、個人的には、パールズ、ヘッフェリン、グッドマンの"Gestalt Therapy"(1951)の翻訳も出るとうれしい。
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