ささやななえこ著、『化生曼陀羅』、ハヤカワコミック文庫、2006年を読む。
本書は、児童虐待を描いた『凍りついた瞳』で有名なささえななえこが、1980年代前半に描いた怪奇漫画。
オシラという神秘的な力を持った美青年が登場する作品を3つ収録している。
ただし、オシラと言っても、あまり実際のオシラさまとは関係がない。
お話は、荒々しい神の力を手に入れようとするものや、過去の餓鬼の因縁や、秘宝を入手しようとするものなど。
いずれにせよ、あまり幸せな話ではない。
読んでいると、レトロな感じがする怪奇漫画だった。
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