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2006.05.16

アレクサンダー・エベレットのまとめ

5/6のロバート・ホワイトの講演会などに関連して、自己啓発セミナー対策ガイドのフリートーク掲示板で、アレクサンダー・エベレットが2005年に亡くなったという話を読んだ。

アレクサンダー・エベレット(Alexander Everett)は、精神世界系のおっさんで、元教育関係者。 この人物のはじめたマインド・ダイナミックスが、現在の自己啓発セミナーのルーツの一つになっている。 久保博司の『人は、変われる。 -- 内側から見た自己開発セミナー』によれば、晩年には、サイババにもかぶれていて、日本で1991年にセミナーをしたときには、その話をしていたという。

参考: 自己啓発セミナーに関する情報 マインド・ダイナミックス -- アレクサンダー・エヴェレット(以下で別な情報と書いているのはこれを指す)

というわけで、アレクサンダー・エベレットの話を調べてみた結果をまとめてみる。

調べてみたところ、http://www.alexandereverett.com/という、エベレットの教材の通販サイトを発見。 このサイトの情報をはじめとして、さまざまな情報を総合すると、以下のようになる。

  • 1921年ころ: イギリスに生まれる
  • 1950年: サセックスのベックスヒル・オン・シーにペンドラゴン校を設立
    ただし、調べてみたが、ペンドラゴンという学校はベックスヒル・オン・シーには発見できず。
  • 1953年: オックスフォードのヘンリー・オン・テムズに全寮制のシップレイク・カレッジを設立
    こちらは、公式ページがある。寄宿舎にはエベレット・ハウスというのもあるようだ。大学のニュースにも「創設者を偲ぶ」という追悼の記事があり、それによると2005年のはじめに亡くなったようだ。
    この記事もなかなか強烈。 エベレットのすごいところも書いてあるんだけど、「現実家でなく、日常業務では役立にたたない人だった。教員、夫、人としては、どうかという感じで、情熱や独創的なセンスはあっても、本学における短い在職期間の間にも、しばしばものごとを継続するということができなかった。」とか書いてあるよ…。
  • 1962年: 蒸気船S.S.フランス号でニューヨークに上陸し、ミズーリに行く
    別の情報によれば、キリスト教ユニティ派の牧師になりたかったらしい
  • テキサスのフォートワース郡全日制学校の設立を手伝い、教頭になる
    フォートワース郡全日制学校のサイトによると設立は1963年らしい。エベレットの名前は、このサイトにはない。
  • テキサス・クリスチャン・ユニバーシティで哲学と宗教を学ぶ。
    シルバ・マインド・コントロールのセミナーに出たのもこの頃か?
  • 1968年: アメリカ市民権を獲得
  • 1969年: マインド・ダイナミックス設立(別な情報では1968年)
  • 1970年代前期: マインド・ダイナミックスが海外にひろまる
  • 1974年: ロシアとインドに旅行し、東洋の哲学と宗教を学び、体験する
  • 帰国後、サクセス・ダイナミックスをはじめる
  • 1977年: インワード・バウンドをはじめる
  • 1989年: オーカス島での「愛と人生と光」のセミナーに16カ国から参加者を集める
  • 1991年: 日本でインワード・バウンドのセミナーをARC関係者の招聘により開催。サイババの話をする。
  • 2001年: http://www.alexandereverett.com/を公開。このとき80才
  • 2005年: 亡くなったのは、年のはじめ頃らしい。84才前後

ちなみに、このエベレットの教材の販売サイトによるとインワード・バウンドは2日間で、個人の成長と真の才能を発見するためのものだそうだ。 教材の方は、3つで129ドルで「スーツを新調するよりも安い金額で、アレクサンダーのスピリチュアル・テクノロジーを手に入れ、よりよい人生を」とかいう、売り文句で販売している…。 いまいち、スーツと比べる感覚が謎。 うーむ。

それから、エベレットの弟子として以下の名前が挙げられている。

  • グレッグ・ジョセフ: スピリチュアル・ヒーラーだとか。1970年代後期に学んだらしい。
  • ワーナー・エアハード: 1971年に自己啓発セミナーの元祖の一つのestを設立。後にフォーラムに発展。
  • ロバート・ホワイト: 1974年に自己啓発セミナーのもう一つの元祖であるライフスプリングを設立。共同設立者は、ランディ・レベル、シャーリーン・アフレモウ、ジョン・ハンレー。後に、ライフスプリングを去り、日本でライフダイナミックスを設立。
  • ランディ・レベル: ライフスプリングを去り、コンテクスト・トレーニングを設立。
  • シャーリーン・アフレモウ: ライフスプリングを去り、estのトレーナーになるが、もめて、ライフスプリングに戻った。
  • ハワード・ニース: スイスでパーソナル・ダイナミックスを設立。
  • ジム・クイン: ライフストリームを設立。
  • トーマス・ウィルハイト: PSIワールド・セミナーズを設立。
  • スチュワート・エメリー: estで働き、後にアクチュアライゼーションを設立。
  • ウィリアム・ペン・パトリック: 化粧品マルチのホリディ・マジックの社長。上級ディストリビューター向けの講座としてマインド・ダイナミックスを導入。しかし、商売や講座に批判が集まったり、飛行機事故で死亡したりして閉鎖。団体は復活し、現在、リーダーシップ・ダイナミックスを名乗る。
  • エド・ストラクチャ: 速読系?
  • ジョー・クレーン: 天使系?

初期には自己啓発系の人が、後期には精神世界系の人が多くなっているような。

ちなみに、ライフスプリングのプログラムを作ったゲシュタルト・セラピストのジョン・B・エンライト(フリッツ・パールズに学んだ)も2004年に亡くなっている。 自己啓発セミナーのWe Canに協力していたゲシュタルト・セラピストのポーラ・バトム(パールズの弟子)も2001年に亡くなったし、ぼちぼち、ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントや自己啓発セミナーの立役者たちが亡くなりはじめている。 直接本人から証言を取れる、そろそろ最後のチャンスといったところだろうか。

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