ガンパレード・オーケストラ 白の章
榊涼介著、『ガンパレード・オーケストラ 白の章』、電撃文庫、2006年を読む。
本書は、同名のゲームのノヴェライズ。 榊涼介は、このゲームの前作である〈ガンパレード・マーチ〉シリーズのノヴェライズも書いているが、キャラクターの魅力を十分に引き出した好シリーズとなっていた。 本書でも、その手腕は、十分に発揮されている。
「ガンパレード・オーケストラ 白の章」は、「ガンパレード・マーチ」の後日談で、青森を舞台に、新任の隊長が、やる気がなく、実力がなく、反発する学生兵を、少ない物資の中で、まとめていく物語だ。 いまいち、キャラクターの人数が多く、個性がわかりにくく、ストーリーも序盤が気が重くなるような内容だ。
それが、すんなりわかりやすい小説に仕立てられていて、ちょっとびっくり。 さすがに1冊の本になっているので、活かされていない設定などもあることはある。 しかし、先に小説を読んでからゲームに取り組んだ方がとっつきやすいような。
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