ヤバい経済学
スティーヴィン・D・レヴィット、スティーヴン・J・タブナー著、『ヤバい経済学 -- 悪ガキ教授が世界の裏側を探検する』、東洋経済新報社、2006年を読む。
本書は、シカゴ大学の経済学の教員レヴィットとジャーナリストのタブナーによる統計を通じて見えてくるアメリカ社会を描いた本。 経済学というよりは、社会学ではないかという感じもする。
取り上げられている話題は、全国統一テストや日本の相撲などにおけるインチキ、ク・クラックス・クランに大打撃を与えたもの、麻薬の売人組織の経済構造、90年代アメリカで犯罪が急激に減った原因、学校の成績のいい子の親の特徴、子どもの名付けの背後にあるものなど。 相撲の八百長の分析以外は、アメリカの話題が中心で、麻薬や人種問題などが、いろいろな側面から見えてくる。 非常に読みやすい本で、興味深い。
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