立喰師列伝
映画「立喰師列伝」を観る。
本作は、押井守の最新作。 立喰師とは、ソバなどの立ち食いの店で、何らかの手法により、無銭飲食を行うものたちのこと。 戦後日本とともにあった立喰師たちの伝説を、静止写真を使ったアニメーション(?)のコメディとして仕上げたのが、この作品だ。
ということなんだけど、おもしろいかどうかと言われると、かなり微妙な作品。 他の作品では、作品の一部として、登場人物が語っていた衒学的な物語を、105分近くずっと見せられることになる。 作品の隠し味だった部分を、独立して一つの長編映画にしたわけで、その隠し味だけを楽しめるかどうかが、ポイントになる。 実写の写真を組み合わせた映像表現も、非常に前衛的で、これまた観る者を大きく選ぶ。
とにかく、楽しめる人を選びすぎる作品なので、事前によくリサーチしてから出かけた方がいいと思う。
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