映画本編よりも場外乱闘の方が
とうとうアーシュラ・K・ル=グウィンのオフィシャルなコメントが出てしまった映画「ゲド戦記」。
もはや、映画はどうでもいいような気がしてくるくらいおもしろい、宮崎駿の情念、宮崎吾朗と父・駿の確執、ル=グウィンの間の悪さ(と母子の確執??)。
あるいは、ずっと前に、ル=グウィンが宮崎駿の申し出を受けていれば、この事態は避けられたのかもしれない。 しかし、運命はおもしろい。
「となりのトトロ」をみせたヴォンダ・N・マッキンタイヤさん、いい仕事してます。 ああ、マッキンタイヤの『夢の蛇』はよかったなあ。
…って、気分になってくる。
なにしろ、わたしは、《ゲド戦記》をはじめとしたル=グウィン(とマッキンタイヤ)、宮崎駿のいくつかの作品のファンだ。 重苦しい『所有せざる人々』だって、結構好きで、何度も読んだもんだ。
毒食わば、皿まで。 後は、映画本編を見れば完璧か? しかし、映画本編よりも、現実世界の方が、遥かに豊かで現実的で重要なテーマ(問題)を語りかけてくれているように思えるところが、今回の話のおもしろいところである。
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