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2006.09.18

ライフダイナミックス大阪の受講生だった松永英明 -- オウム・アレフ(アーレフ)の物語

オウム真理教の元サマナで、かつて河上イチローの名でネットで活躍していたことが明らかになった松永英明だが、しばらくの間、結核をこじらせて入院していたようだ。 9月に入ってから退院し、オウム時代を回顧する「オウム・アレフ(アーレフ)の物語」が再開した。

この一連の記事は、かつて真理を求め、カルティックな世界にさえ身を置いてしまった、同世代のわたしには他人ごととはとても思えない記述がたくさんある。 オカルト、SF、ファンタジー、幸福の科学VS.オウム真理教、「原始」なるものへの憧憬…。 読んでいて大いに反省させられる。

そのPART3-6は「ライフダイナミックス」だった。 大学2年生の秋に受講したらしいが、松永英明は1969年の2月24日生まれで、1年浪人しているので、これは1989年の終わり頃になるのだろうか。

ライフダイナミックスの自己啓発セミナーのBasic、Advanceの受講記録である二澤雅喜、島田裕巳の『洗脳体験』は、いくつかのバージョンが存在している。 その最初のバージョンである『人格改造! -- 都市に増殖する闇のネットワーク「自己開発セミナー」潜入体験記』が、JICCブックレットとしてJICC出版局から出たのは1990年の3月である。 松永英明の受講は、この出版より少し前のことになる。 当時は、非常にたくさんのセミナー会社が急速に乱立し、週刊誌などの記事になりはじめていた。

受講した会社は、ライフダイナミックスの大阪。 トレーナーは誰だったのだろうか。

ちなみにライフダイナミックスの大阪と言えば、後に成田のミイラ事件を起こしたライフスペースが1983年に分離している。 ライフスペースからは、1989年の終わりに高橋弘二の『生きるのが楽になる本』(PHP)が出版されていたりする。

受講したセミナーの内容は、ライフダイナミックスだけあって、非常に典型的なもののように思える。 松永英明が、Basicの内容を自分がいかに「思いこみにとらわれている」かということを観るものであるとまとめているところは、その後の道を暗示するようでもあって興味深かった。 また、なんだかんだと言っても、結局、結果としてアシスタントなどまでやってしまうあたり、自分の優秀さを示したいという気持ちみたいなものだろうか、ふとそんな気もしてきて、とにかく非常に考えさせられた。

それからライフダイナミックスの長所と短所を書いた部分には、次のような表現がある。

ただ、ライフダイナミックスが、本来「効果的な生き方・考え方」を見つけだし、効果的で他の人たちに貢献できる生き方をしていくことが目的のはずなのに、それがいつの間にか「この素晴らしい体験をして効果的な生き方をさせる」こと、イコール「このセミナーにできるだけ多くの人を参加させること」にすり替えられ、結局「勧誘」が中心的活動になってしまうというのが、最大の問題だと思った。

「勧誘」へのすり替えはその通りだと思うけれど、「本来「効果的な生き方・考え方」を見つけだし、効果的で他の人たちに貢献できる生き方をしていくことが目的」というのは、「本来」というよりは実際にはむしろ「セミナーの建前」に近いものではないかと個人的には思った。

それから、長所と短所の部分には、書いたものの根源に関わる何かが感じられるような気がしたが(妄想とも言う)、これはまた個人的な別の話。

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コメント

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投稿: NoemiRogers19 | 2012.06.04 06:34

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