USBメモリからKnoppixのブート
USBメモリも安くなって、1GBのものが数千円で手に入るようになった。 というわけで、最近、雑誌で話題のLinuxのUSBブートに挑戦してみた。 Linuxのディストリビューションとしては、DebianベースのKnoppixとFedora CoreベースのBerryを選択してみた。
まず、「日経Linux」の2006年9月号の特集「Linuxを持ち歩こう!」のPart3「USBメモリーにはまだまだ工夫の余地がある」を参考に、Knoppixに挑戦したのだけれど、これだけでは、USBメモリからうまく起動しない。 USBメモリに入れるべきファイル自体はOKなのだが、どうやらUSBメモリのパーティションがうまく設定できていないようで、それについては記事では触れられていない。
結局、まとめると以下の方法で実行した。
- ELECOMのMF-AU2シリーズの1GBのUSBメモリを用意
- USBメモリから、フォーマットのユーティリティFORMAT.EXEをPCにコピーする
- FORMAT.EXEを起動して、1パーティションでUSBメモリをフォーマットする
- HPのDrive Key Boot Utilityで、USBメモリの領域を確保し、最低限起動可能なLinuxをインストール(ちなみに、USBメモリを挿したマシンはHPのデスクトップ。)
- USBメモリの中のファイルを全部消す
- 後は、記事通りにKnoppix5.0.1のCDの/boot/isolinuxの中身をUSBメモリのルートにコピーし、isolinux.cfgをsyslinux.cfgと名前を変え、ファイルの中のisolinuxの部分をsyslinuxに変更。 また、/knoppix以下をUSBメモリの/knoppix以下にコピー
以上で、BIOSの設定を変えるとKnoppixは起動するようになった。 HPのDrive Key Boot Utilityで領域確保するとうまくいったのは、USBメモリを挿したマシンがHPのマシンだったからかもしれない。 ちなみに、他にも3台くらい古いPCで試したけれど、USBメモリをBIOSの段階で認識しなかったりしてダメダメだった。
一方、Berryの方は、Berry 0.72のCDを作成し、WindowsからCDを起動し、HPのDrive Key Boot Utilityの処理まで終わったUSBメモリを挿し、「Berry OS をUSBメモリーにインストール」という項目を選べばインストールはOKなのだろうか? これでブートしようとすると、vmlinuzがないと言われてしまってブートしない。 というか、確かに見当たらない。 もしかすると、アーカイブされたイメージの中にはあるのかもしれないけれど。 仕方がないので、Berry OSをCDから起動して、/boot以下のファイルを適当にコピー(記憶があやふやだがvmlinuzとinitrd.gzあたり。この辺はちょうど「日経Linux」の「進め!カーネル探検隊」の連載の第9回「ブート・シーケンス」が参考になった。)してみたところブートするようになったけれど。 もしかするとインストールの方法を間違えているのかも。
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